柔道界の巨人、ジョージア出身のグラム・ツシシビリ選手。
100kg超級で世界を制する実力と、時に沸き立つ感情が激しい試合展開になります。
パリ五輪での騒動も記憶に新しいですが、ツシシビリ選手の今回の不適切行為と過去の類似事例を調べました。
- 【ツシシビリ】パリ五輪の柔道で何が起きた?
- ツシシビリ選手の過去の類似事例
- ツシシビリ選手の不適切行為に対する反応や意見まとめ
- ツシシビリ選手の不適切行為に関してSNSの反応を見てみた
【トゥシシビリ】パリ五輪の柔道で何が起きた?
パリオリンピック柔道で起きたグラム・ツシシビリ選手の前代未聞の暴挙と処分を紹介します。
トゥシシビリ選手の試合後の暴挙
パリオリンピックの柔道男子100kg超級準々決勝で、前代未聞の事件が起こりました。
フランスの「絶対王者」テディ・リネール選手が、ジョージアのグラム・ツシシビリ選手に一本勝ちを収めた直後、思わぬ事態が発生します。
リネール選手が勝利を喜んで舌を出すような挑発的な行動を取ったところ、ツシシビリ選手が激高。
ツシシビリ選手が倒れた状態から突如立ち上がり、リネール選手に向かってキックを繰り出します。
この行為により、会場は騒然となりました。
国際柔道連盟(IJF)は、ツシシビリ選手のスポーツマンシップに反する行為を厳しく処分。
大会からの失格と、今後の国際大会出場停止という厳しい処分を下しました。
この前代未聞の事件は、オリンピックの精神と柔道の理念に大きな衝撃を与え、多くの人々に驚きと失望をもたらしました。
ツシシビリ選手の処分の内容
ツシシビリ選手の行為は、柔道界に衝撃を与えました。
国際柔道連盟(IJF)は迅速に対応し、厳しい処分を下しました。
ツシシビリ選手は個人戦の敗者復活戦への出場を禁止されます。
さらに翌日に予定されていた混合団体戦への参加も認められませんでした。
加えて、IJF規律委員会による最終決定が下されるまで、すべての国際大会への出場が停止されることとなりました。
ツシシビリ選手の過去の類似事例
ツシシビリ選手の過去の類似事例と東京オリンピックの類似事例を探してみました。
ツシシビリ選手の過去の不適切行為
ツシシビリ選手は、2019年の世界柔道選手権でも不適切な行為により失格処分を受けています。
この大会では、準決勝で敗れた後、試合結果に納得できず、審判団に抗議する形で畳上に座り込んでしまいました。
この行為が柔道精神に反するとして、大会運営側から厳重注意を受け、3位決定戦への出場資格を剥奪されています。柔道は礼節を重んじる競技であり、相手や審判を尊重する精神が大切にされます。
そのため、ツシシビリ選手のような行為は非常に珍しく、厳しく罰せられます。
一方で、他の格闘技では試合後の乱闘や挑発的な行為が時々見られますが、柔道ではこうした行為は厳しく戒められてきました。
今回のパリオリンピックでの事件と合わせて、ツシシビリ選手の過去の行為は、柔道界に大きな衝撃を与え、スポーツマンシップの重要性を改めて問いかけることになります。
以下はツシシビリ選手の問題になった行為をまとめました。
- 2015年:グランプリ・チェジュ(100kg級)
初戦で阪本健介選手の背中を踏みつけ、柔道精神に反する行為として反則負け - 2018年:グランドスラム・パリ
準決勝で影浦心選手の顔面に膝蹴りを入れ、反則負け - 2019年:世界選手権(東京)
3位決定戦でメイヤー選手に暴言を吐き、頭部付近に軽く蹴りを入れる仕草 - 2024年:パリオリンピック
準々決勝でリネール選手に負けた際、暴言を吐き蹴り上げる素振りを見せ反則負け
この行為により、敗者復活戦と翌日の団体戦への出場資格を失う
グラム・ツシシビリ選手のプロフィールwiki風にまとめる
グラム・ツシシビリ選手のプロフィールをwiki風にまとめました。
- 名前::グラム・ツシシビリ
- 生年月日:1995年2月5日(29歳)
- 国籍:ジョージア
- 競技:柔道
- 階級: 100kg超級
主な戦績: - オリンピック
2020年東京大会: 銀メダル(100kg超級) - 世界選手権
2018年バクー大会: 金メダル(100kg超級)
2022年タシケント大会: 銅メダル(100kg超級)
2024年アブダビ大会: 銀メダル(100kg超級) - ヨーロッパ選手権
2017年ワルシャワ大会: 金メダル(100kg超級)
2019年ミンスク大会: 金メダル(100kg超級)
経歴: - 12歳で柔道を始める
- 2011年: 世界カデ選手権90kg級で優勝
- 2017年: グランドスラム・バクーで優勝し、シニアで注目を集める
- 2018年: 世界選手権で金メダルを獲得し、世界トップクラスの実力を証明
特徴: - 双手背負投の名手として知られる
- 長身を活かした技術を持つ
- 怪力を武器としたパワー柔道を展開
備考: - 2019年の世界選手権で不適切な行為により失格処分を受ける
- 2024年パリオリンピックでスポーツマンシップに反する行為により失格処分を受ける
※2024年8月現在
ツシシビリ選手の不適切行為に対する反応や意見まとめ
ツシシビリ選手の不適切行為に対する、視聴者の反応や意見を簡潔にまとめました。
- 柔道精神に反する行為への強い非難
繰り返される反則行為への失望 - 厳罰化を求める声
一時的な出場停止だけでなく、より厳しい処分を望む意見 - スポーツマンシップ欠如への憤り
フェアプレーの精神に反する行動への怒りと失望 - 選手としての資質への疑問
感情のコントロールができない選手の適性を問う声 - 国際大会での自国の評判を落とすことの批判
ジョージア柔道界のイメージダウンする意見 - 選手のメンタル面での課題を指摘する声
試合のプレッシャーや結果へのこだわりが過度になっている - 教育や指導の必要性を訴える意見
選手や指導者に対する倫理教育を徹底させる
上記の反応から、多くの人々がツシシビリ選手の行為を厳しく批判しています。
また柔道界全体の問題として捉えていることがわかりました。
ツシシビリ選手の不適切行為に関してSNSの反応を見てみた
ツシシビリ選手の不適切行為に関してSNSの反応を見てみました。
柔道男子100キロ超級準々決勝で仏の絶対王者リネール選手が畳にあおむけに倒れ、下になっていたトゥシシビリ選手に向け舌を出して勝利を喜んだ。トゥ選手は蹴り上げるように足を伸ばし、もみ合いに。試合はトゥ選手の反則負けになり、敗者復活戦への出場を取り消された。礼を何より重んじる“武道”も変… pic.twitter.com/2uOjjlz3aV
— 門田隆将 (@KadotaRyusho) August 3, 2024
いや、これリネールも反則負けにすべきだろ。
— ハクレン@合唱・実況 (@szutorn255) August 2, 2024
下手すればトゥシシビリ選手が窒息したり喉にリネールの親指が突き刺さって場合によっては大量出血になりかねない危険な行為に該当する大問題だろ。
リネールの今大会からの追放必須だぞこれ。 https://t.co/VJjE5J2WJV
これ見てましたがトゥシシビリ選手の失格は首を傾げました。リネールの挑発以上の見下した行為に対する反撃と見えリネールに問題有りと感じました。解説者はそのリネールの行為には全く触れませんでしたが何故でしょう。判定、解説ともに疑問の残る試合でした。 https://t.co/ZQlRnRkY0C
— mobb (@bbmoto3312) August 3, 2024
【ツシシビリ】パリ五輪の柔道で何が起きた?プロフィール:まとめ
グラム・ツシシビリ選手は、柔道100kg超級の実力者です。
パリ五輪では感情を抑えきれず反則負けとなりました。
過去にも同様の行為があり、課題が浮き彫りになります。
柔道を父親の影響で12歳から始め、実力があるだけに過去の不適切な行為を含め、残念でしかありません。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。