森秋彩が東京五輪に出れなかった理由！スポンサー契約を住友商事と締結！

弱冠20歳でスポーツクライミング界の国内トップ選手として活躍する森秋彩(あい)選手。

2023年8月のスポーツクライミングでパリ五輪出場権を獲得。
そんな森秋彩さんですが、スポンサーやクライミング競技がオリンピックに選ばれた理由などをまとめました。

森秋彩が東京五輪に出れなかった理由！

森秋彩(あい)さんは、東京オリンピックに出場する選考条件を満たしていました。
しかし東京五輪に出場することなく、幻のオリンピックに終わります。

結論から言うと、森秋彩さん東京五輪に出場できなかったのは、オリンピック出場選考基準の解釈が曖昧だったためです。

日本山岳・スポーツクライミング協会は、国際連盟の基準を拡大解釈します。
2019年の世界選手権の結果に加えて、ほかでの国内外の大会の成績を考慮して選考する方針でした。

一方で国際連盟は、2019年10月に基準の解釈を変更し、世界選手権の成績だけで日本代表を決めると通達します。
2つの団体の間で選考基準の確認が徹底されていなかったのが原因と考えられます。


結果としてCAS（スポーツ仲裁裁判所）の判断により、東京五輪の日本代表は2019年世界選手権の結果で決定することになります。
よって森秋彩さんは、世界選手権で2位だったにも関わらず、東京五輪の日本代表選手の座を逃すことになりました。

日本代表の野中生萌選手は、東京五輪の代表選考問題で精神面で不安な状態だったことを明かしています。
写真左上の原田海選手も、選考が不透明のまま東京五輪までモチベーションを維持するのに苦労されたことでしょう。

当事者間の確認不足を含めて、オリンピックに初参加する競技団体の未熟さゆえに、選手たちが苦しむ事態が2度と繰り返されないために。スポーツクライミング以外を含め、競技団体の関係者には、再発防止のための検証と対策を強く促したいと思います。

引用元：NHK

森秋彩のスポーツクライミングがオリンピック競技に選ばれた理由4選！

森秋彩(あい)さんが行うスポーツクライミングが、東京オリンピックから競技採用された4つの理由を紹介します。

①スポーツクライミングが世界的な人気の高まり

スポーツクライミングは1980年代からフランス、イタリアなどで公式大会が開催。
欧州を中心に競技人口が増加しています。

日本山岳・スポーツクライミング協会の調査で、全国のスポーツクライミングジムの施設は2018年で500軒以上。

スポーツクライミングの競技人口は、60万人を超えると予測しています。
ちなみに全世界のクライミング人口は2500万人だそうです。

オリンピック種目入りすることで、世界的に人気となり、さらに普及が期待されます。

この10年の間、国内のクライミングジムは一貫して増加を続け、現在は500軒を超える。2008年には100軒に満たなかったのだから、10年で5倍以上になっている。

引用元：Number Web

②スポーツクライミングは若者に人気の都市型スポーツ

自然の岩場ではなく人工壁を使うスポーツクライミングは、都市部でも楽しめます。
新しいスポーツとして若者を中心に人気が高まっています。

 IOCは若者の興味を引く新種目の導入を重視している傾向があります。

③スポーツクライミングはテレビ中継向き

スポーツクライミングの競技は、以下の3種目の競技の総合ポイントで順位が決まります。

スポーツクライミングは、それぞれの種目に異なる魅力がありスリルと技術の高さが分かりやすい点です。

クライミングは「体を使ったチェス」と言われ、見ていてルールが単純明快。
テレビ中継向きの競技であり、視覚的な魅力があると言われています。

④スポーツクライミングはIOCのジェンダー平等推進の方針に合致する

スポーツクライミングは、男女が同じルールで競う点がIOCジェンダー平等推進の方針に合致していると言われます。

世界的な人気と魅力的な競技性から、2021年に開催した東京オリンピックから競技への採用が決定しています。

森秋彩のスポンサー契約締結！クライミングが五輪に選ばれた理由！：まとめ

森秋彩さんはパリオリンピック日本代表選手の内定1号となり、2024年8月にフランスのパリ五輪に出場します。

スポーツクライミングは、五輪競技に採用されてから歴史が浅いスポーツです。
しかし日本はヨーロッパの強豪国と並んで国際大会などで表彰台に上がっています。

森秋彩さんは、初のオリンピックになりますが、パリ五輪での活躍を期待しています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。