なぜ彼女が犠牲にならなければならなかったのか?
神戸ストーカー殺人事件で逮捕された谷本将志容疑者。
二人に接点は本当になかったのか、誰もが抱く疑問と不安をまとめました。
主演なき悲劇のヒロインと、過去の事件に囚われた男。
偶然出会ったはずの二人の裏に隠された、身勝手で歪んだ動機の正体とは。
この記事では、事件の概要をわかりやすく解説し、大きな2つの謎を紹介します。
2025年8月20日に、兵庫県神戸市にあるマンションで片山恵さん(24歳)の女性が、刃物で刺されて亡くなる悲しい事件が起きました。
この事件の犯人として、東京に住む谷本将志(たにもと まさし)容疑者(35歳)が逮捕されます。
一体何があったのか、時系列でわかりやすく紹介します。
谷本将志容疑者は、東京の会社を休んで、地元の関西に帰っていました。
仕事が終わって家に帰る途中だった片山恵さんを、谷本将志容疑者が10分以上も後をつけている様子が、街の防犯カメラに映っています。
片山恵さんがマンションの入口のドアを開けて入ったすぐ後、谷本将志容疑者が走ってきて、ドアが閉まるギリギリで中に侵入します。
谷本将志容疑者は、片山恵さんと一緒にエレベーターに乗った後、隠し持っていた刃物で片山恵さんを何度も刺して殺害した疑いがもたれています。
片山恵さんの腕には、必死に自分を守ろうとして抵抗した時にできる傷(防御創)も残っていました。
谷本将志容疑者は、犯行に使ったとみられる血のついた刃物を近くの駐車場に捨て、すぐに新幹線に乗って東京へ逃げます。
警察は防犯カメラの映像などから谷本将志容疑者を見つけ出し、2025年8月22日に東京の奥多摩で逮捕しました。
神戸市中央区のマンションで20日夜、住人の女性が殺害された事件で、女性が事件直前、10分以上にわたって男に後をつけられていたことが、捜査関係者への取材でわかった。
引用元:Yahoo!ニュース
捜査関係者によると、神戸市で20日夜、24歳の女性を刺殺した疑いで逮捕された男が、被害者について「全く知らない人です」と供述していることがわかりました。
引用元:Yahoo!ニュース
神戸の殺人事件には、まだわかっていない大きな謎が2つあります。
実は、谷本将志容疑者は2022年にも、神戸で別の女性を襲って殺そうとした疑いで逮捕されていました。
警察は、この過去の事件と今回の事件に何か関係があるのかもしれないと併せて調べています。
警察は、谷本将志容疑者のスマートフォンなどを調べて、事件の本当の理由を解き明かそうとしています。
神戸ストーカー殺人事件に関してSNSの反応を見てみました。
接点なき犯行の裏にあったのは、谷本将志容疑者の過去の事件から続く、女性への一方的で歪んだ執着心でした。
なんの罪もない片山恵さんの未来が、身勝手な行動によって理不尽に絶たれたという事実です。
いつ誰が標的になるか分からない恐怖を、この事件は社会に突きつけています。
悲劇を繰り返さないためにも、一日でも早く動機の全容解明が強く求められます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。