【NHK紅白歌合戦】ブラックビスケッツとポケットビスケッツの復活劇

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2023年を締めくくる大晦日、ポケットビスケッツ(以下、ポケビ)とブラックビスケッツ(以下、ブラビ)が感動の復活を遂げます。

ポケビとブラビが、そろってテレビ番組に出演するのは21年ぶり。
1998年に両ユニットが、そろって第49回NHK紅白歌合戦に出場しています。
25年ぶりに紅白歌合戦のステージでカムバックします。

日本のバラエティ番組「ウッチャンナンチャンのウリナリ」(以下、ウリナリ)から誕生した音楽ユニット。

一世を風靡した両ユニットが、時代を超えて「ウリナリ」世代の一員になった気分を味わえます。一度は幕を閉じた両ユニットですが、一夜限りのアンコール。

2023年12月31日(日)午後7時20分~午後11時45分の第74回NHK紅白歌合戦をお見逃がしなく!

目次

25年ぶりの紅白に復活するポケットビスケッツを紹介

紅白に復活するポケットビスケッツ画像

ポケビは、1995年から2000年にかけて活動した日本の音楽ユニットです。
このグループは、ウリナリで誕生しました。

メンバーはウッチャンナンチャンの内村光良(TERU)、タレントの千秋(CHIAKI)、キャイ~ンのウド鈴木(UDO)の3人で構成されていました。

彼らは複数のヒット曲をリリース。
特に「YELLOW YELLOW HAPPY」は100万枚を売り上げる大ヒットになります。

ポケビの大半は、爆風スランプのギターリストであるパッパラー河合さんが作曲編曲を担当。

楽しく親しみやすい音楽とエンターテイメント性の高いパフォーマンスで、多くのファンに支持されます。

特に若者から人気があり、独特なスタイルとキャッチーな曲で90年代の日本のポップカルチャーを盛り上げました。

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25年ぶりに紅白出場のブラックビスケッツを紹介

紅白出場のブラックビスケッツ画像

ブラックビスケッツは、1997年に誕生し、日本で活動した一時的な音楽グループ。

このグループは、当初ポケットビスケッツをつぶす目的で結成されました。
台湾人歌手・俳優のビビアン・スー、ウッチャンナンチャンの南原清隆、キャイ~ンの天野ひろゆきで構成されます。

彼らは、特に若い世代をターゲットにしたポップな音楽とユニークなキャラクターで注目を集めます。
一連のヒット曲とともに日本の音楽シーンに、一時的ながらも印象深い足跡を残しました。

特に1998年に発売の「タイミング」は140万枚を超えて大ヒット。2022年12月3日に放送された日本テレビ「音楽の祭典ベストアーティスト」で20年ぶりに復活を果たします。

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ポケビとブラビを紅白出場に選んだ理由7選

ポケビとブラビを紅白出場の画像

ポケビとブラビが紅白出場に決定しました。過去の紅白では、あまりないレアケースではないでしょうか?

ポケビとブラビを紅白出場に選んだ理由7選を、紅白主催者側と2つのユニットメンバーの観点から考察します。

①ブラビが2022年の音楽特番に出場し、関係者の目に留まった

ブラビが音楽特番「日本テレビ系音楽の祭典ベストアーティスト2022」に出場しました。NHKの関係者に目が止まり、紅白歌合戦の出場につながったことが考えられます。

②幅広い層に視聴してもらう意図がある

紅白歌合戦は年々視聴率が低下しています。

裏番組である「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」が今年含めて3年間放送されません。その30代~50代の層を取り込みたい意図があるかと考察します。

昨年のブラビが音楽特番に出場したときも話題になりました。「ウリナリの時代を懐かしむ層」をターゲットにしたNHK側の要因ではないかと考えます。

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③ジャニーズ枠の穴埋め要因である可能性

これまで紅白歌合戦は、若者層をターゲットにする目的でジャニーズ出身のタレントが必要不可欠でした。
しかしジャニーズ問題が社会問題になり、ジャニーズタレントがまったく出場できない状況です。

そのためジャニーズ枠の穴埋めとして、ポケビとブラビに白羽の矢が立ったのではないかと考えます。

④元メンバーが芸能界を引退していない

ブラビメンバーのビビアン・スーは、台湾でもCMや映画などタレントとして活躍しています。
彼女は、2023年12月12日に実業家と離婚の発表しています。

ビビアン・スーは、2020年頃から日本での出演をしています。
離婚後、日本での芸能活動の再開も視野に入れてきたのではないかと考えられます。

他のメンバーは現役で芸能活動を継続中です。

2022年の歌番組で一夜限りのブラビ出演がありました。
ポケビとブラビともに復活できる可能性が高かったのが要因と考えます。

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⑤ポケビとブラビ現在の姿をレアで観たいと思わせる

結論を言うと、「ウリナリ」を観ていた世代に「ノスタルジーに浸る」ことを想定しています。
ノスタルジーとは、「過ぎ去った時間や離れた場所を懐かしく思う気持ち」という意味です。

現在はテレビ全体の視聴率が下がっています。
テレビを観ない世代はYouTubeや動画配信などに移行しています。

特に世代によっては、音楽番組をリアルタイムで視聴しません。
聴きたければ、YouTubeや配信サービスなどで自分の都合の良い時間帯に聴けるからです。

ポケビやブラビの過去映像ならYouTubeや動画配信が存在します。
しかし現在の姿を観ることは困難ではないでしょうか?

当時の人気番組「ウリナリ」を観ていた世代に、アピールです。
当時を思い出しながら、懐かしさを感じてもらいたい意図が考えられます。

⑥メンバー全員にスキャンダル問題がない

過去にウッチャンナンチャンの南原清隆とビビアン・スーが、不倫疑惑が浮上。
しかし不倫疑惑は、ウワサで終わりました。

それ以外のメンバー全員は、スキャンダル問題がないため紅白出場に歓迎されたのも要因です。

⑦紅白の主催者側とメンバーの利害が一致

ポケビとブラビの紅白出場は、主催者側と利害が一致した結果だと考えられます。

特にポケビのボーカル担当千秋が、3年前からインスタグラムで「歌手に戻りたい」と公言しています。
2022年に歌手として、20年ぶりの新曲「GREEN FLASH」のシングルを発売しています。

YouTubeでは、登録者が100万人を超えたら「ポケビ復活」する企画を開催。
千秋本人がポケビ復活を切望し、周りのメンバーも牽引される形になったことが考えられます。

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まとめ

今年の紅白歌合戦は、25年のブランクを経てポケットビスケッツ、20年ぶりのブラックビスケッツがステージに戻ってきます。

これはただのカムバックではありません。

ウリナリから生まれた彼らが、90年代の懐かしさを再燃させる一夜です。

ポケットビスケッツの爽やかな「YELLOW YELLOW HAPPY」、ブラックビスケッツの感動的な「タイミング」など、時を超えた名曲で新旧のファンを魅了。

2023年12月31日(日)午後7時20分~午後11時45分の第74回NHK紅白歌合戦をお見逃しなく!

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